シックハウスの改善策
エコロジーハウスクリーニング
エコロジーハウスクリーニングとは合成洗剤や薬品を一切使用せず、蒸気と石鹸のみで清掃を行う方法です。そのため、環境ホルモン物質による生殖機能やアレルギーの心配がありません。
また、掃除機も使用しないので排気によるアレルギーの心配もありません。
これにより、免疫力の低い赤ちゃんや病人のいる家庭でも安心して利用できます。
ペイク・アウト
シロアリ対策時の改善策
有害な化学物質を使用しないシロアリ駆除法としてダウケミカルが開発した「セントリコン・システム」があります。
これは家の周囲を調査して、シロアリが居た場合には人畜無害な薬剤を使い、1匹が食べると仲間が集まって巣に持って行き、数か月で巣全体が死滅するシステムです。
他にも床下をコンクリートやビニールシートで覆う方法や、木炭や玉砂利を敷く、土台や柱にシロアリに強いヒノキやヒバなどの木を使うなどの対策があります。
住宅に入居する場合、土壌にすでに駆除剤が撒かれている場合には、防湿シートやラップフィルムで床下を完全に覆い、その上に吸着剤として「炭」、「シリカゲル」、「ゼオライト」のいずれかを撒き、揮発するシロアリ駆除剤を吸引させ、その上から再び建築用ポリエチレンフィルムで覆い、その端を基礎のコンクリートに貼り付けると万全です。
木材に使用されている場合には塗装業者に依頼し、シロアリ処理されている木材の上からポリウレタンを吹きかけて封じ込める対策があります。
電磁波汚染への改善策
家材を選ぶ
家材の中には有害な物質が含まれている物があり、それを見直す事で改善策となります。
接着剤
接着剤には有害な溶剤を含むものが多いのでシックハウス対策には天然系の接着剤を使用するのが有効です。
「にかわ」
天然系接着剤の一つで「にかわ」は動物の骨などからとれるゼラチン質を乾燥させた琥珀色の接着剤です。
しかし、天然系のものでも人によってはアレルギーを起こす場合がありますので必ずサンプルでチェックする必要があります。
「天然樹脂系接着剤」
天然系接着剤の一つで天然樹脂系接着剤は天然ラテックス、芳香テンピン油、ミルクカゼインなど天然の素材からなる粘着性、弾力性のある接着剤です。
しかし、天然系のものでも人によってはアレルギーを起こす場合がありますので必ずサンプルでチェックする必要があります。
「でんぷん系接着剤」
天然系接着剤の一つででんぷん系接着剤は小麦粉やコーンスターチなどを原料として作られています。
しかし、天然系のものでも人によってはアレルギーを起こす場合がありますので必ずサンプルでチェックする必要があります。
塗料
多くの塗料にはホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどの有害な化学物質が含まれており、シックハウス対策には天然系塗料が有効とされています。
「リボス」
天然系塗料の一つリボスとはアウロ社同様、環境を配慮した製品で世界的知名度の高いドイツのリボス社の製品で蜜ロウや植物性成分を原料としてつくられています。
「アウロ」
天然系塗料の一つでアウロは植物性油脂、植物性溶剤、天然色素が原料の環境に配慮した製品で世界的に知名度の高いドイツのアウロ社の製品です。
「蜜ロウワックス」
天然系塗料の一つで蜜ロウワックスはミツバチの巣の蜜からとったロウが原料で、それをテンピン油などで溶かしてペースト状にしたもので、あめ色の光沢が出るのが特徴です。
「セラックニス」
天然系塗料の一つでセラックニスはセラックと言う虫の分泌物が原料となっており、化学物質の揮発を吸収する効果があるといわれています。
「ミルクペイント」
天然系塗料の一つでミルクペイントはミルクプロテインを主成分とした塗料で、1800年代にエジプトで考案されたと言われています。
「亜麻仁油」
天然系塗料の一つで亜麻仁油は一年草亜麻の花の種を煮詰めたオイルを原料とした塗料です。
「柿渋」
天然系塗料の一つで柿渋は未熟な渋柿を絞って抽出したタンニンを天然発酵させたものでガラスなどの研磨剤に使用されていますベンガラの耐水性を向上させた物のある。
壁紙
シックハウス対策の壁紙の一つとしてドイツのルナファーザーと言う塗装下地壁紙が有効です。
85%以上再生紙が利用されており、天然素材で製造された呼吸する壁紙で、通気性、吸湿性に優れ結露やカビに効果的であり、化学物質を使用していないのでホルムアルデヒドなど、人体に有害な物質の発生もない。
この上から水性塗料を10回程度重ね塗りが可能で、焼却の際にも有害物質の発生がほとんど無い。
布クロス
シックハウス対策のための布クロスにはコットン、麻、レーヨン製が一般的で、接着剤もイモとタピオカを原料とした天然系ののりやノンホルマリンの接着剤を使用した方がよいでしょう。
最近では月桃紙の壁紙などの人気があり、特徴としては、その独特な香りに含まれる防虫、防カビ効果や、湿気の調整に優れ、水に強く破れにくいが、汚れ防止等でアクリル樹脂コーティングをしてしまうと効果が落ちてしまうので注意が必要。
天井材
天井材の下地には一般的に合板が使われていますが、シックハウス対策から低ホルムアルデヒドタイプのボードを利用したいところです。
天井材としては調湿効果の高い人工乾燥のカラマツ材や国産ホワイトパイン材、ヒバ材、スギ材、ヒノキ材などがあります。
また、集成材でも国産ヒノキやスギの間伐材を利用して作られた安全性の高いものも開発されています。
壁材
壁材の下地には一般的に合板が使われていますが、シックハウス対策から低ホルムアルデヒドタイプのボードを利用したいところです。
壁材としては調湿効果の高い人工乾燥のカラマツ材や国産ホワイトパイン材、ヒバ材、スギ材、ヒノキ材などがあります。
また、集成材でも国産ヒノキやスギの間伐材を利用して作られました安全性の高いものも開発されています。
シックハウス対策の壁材としては珪藻土も有効です。
これは植物性プランクトンが堆積して出来たもので、古くから七輪などの原料として利用されてきたものです。
また、冷や水にも強く調湿性が高く、吸音性、遮音性も高いのが特徴です。
近年、珪藻土を使った左官壁仕上げ材が開発され、唯一の欠点であったひび割れが解消されました。
畳
近年の畳の主流はポリスチレンフォームをワラで包み、イグサの畳表を張った化学畳です。
これは軽くて手軽な反面、化学物質過敏症の原因となり、焼却処分の際には有害物質を発生させます。
従来の畳はワラ床にイグサの畳表を張ったもので、化学畳に比べ重いが、吸湿性、遮音性に優れているものの、ダニの温床となりやすい欠点があります。
また、防虫、防ダニ加工としてナフタリンや有機リン系の農薬を染み込ませています事が多く安全とはいえません。
床材
一般的な床材は、ほとんどが合板を使用しており、合成接着剤として使用されていますホルムアルデヒドがシックハウスなどの原因となっています。
国産ムク材の床材でファスングオイルを含侵させ、蜜ロウワックスを塗布した建材がシックハウス対策に有効です。
これは化学物質を使用しておらず、冬場の床暖効果もあるが、ムク材のフローリング材を張るのは熟練が必要であり、家造りの際には工務店への確認が大切です。
ウールカーペット
ウールカーペットにはホルムアルデヒド、二酸化炭素や亜硫酸ガスなどの有害物質を吸着して空気を浄化する効果があります。
研究によると、こうした空気浄化作用はウールカーペットの寿命が尽きる30年間は持続すると報告されています。
また、ウールは汚染物質と科学的に強く結合し、繊維の内側にしっかりと閉じ込めてしまうため、一度吸着した汚染物質を外部に放出しません。
炭
「炭」はシックハウスに有効なものがあり。
シックハウス対策として、床などの材料に使用される事があります。
「竹炭」
竹炭は元来、浄水や消臭効果で木炭を上回っていますと言われ、化学物質を除去する効果も非常に優れています事からシックハウス対策にも有効だと考えられています。
現在、竹炭の特質を利用しない惣菜の開発が進められ、炭粉末を板状に固めた「炭ボード」などが開発されています。
「炭化綿」
ダイオキシンや一酸化炭素などの吸収力のある木綿を燃やして作られるのが炭化綿です。
実験によると炭化綿フィルターに通した車両の排ガスは一酸化炭素濃度が半減したと報告されており、これを家具や建材などに併用することによりホルムアルデヒドを吸着させ、ダニやカビの発生も抑えられるのではないかと考えられています。
「木炭」
近年床下に木炭を敷き詰める住宅が増加しています。
これは木炭が持つ調湿効果や脱臭の他に、有機化合物質を吸着する効果が有るからです。
床下の乾燥によって木材の腐食を防ぎ、シロアリ対策となり、畳も除湿されることによってダニ類の発生を防ぐ効果も生まれる為です。
パソコン
パソコンを使用する際に発生する熱によってモニターのプラスティック部分に難燃剤として添加されていますリン酸トリフェニルが空気中に放出されています。
これは無臭の神経毒性が指摘されています化学物質であり、呼吸器のみならず皮膚からも吸収され、長期にわたり体内に取り込まれると脳や神経系統に影響が出ると思われています。
リフォーム
結露などによるカビの発生がアレルギーの原因となる場合があり、この解決策としてリフォームがあります。
壁のビニールクロスを剥がした時、下地のプラタスボードが湿っていなければ下地材をアルコールで消毒し、天然のヒバ剤などを塗って、低公害の壁クロスに張り替えれば効果的です。
下地まで湿っている場合には「壁の断熱」、「気密工事」が必要となり業者の力が必要となります。難しい場合にはこまめな換気が必要です。
クロスを張り替える際には元の接着剤をキレイに取り除くことが必要で、そうしなくては自然な壁紙やノンホルマリンの接着剤の使用も意味がなくなってしまうからです。
しかし、接着剤を剥がす際に十分気をつけないと健康被害が悪化するなど、新たな被害が発生する恐れがあります。そのためシックハウスに詳しい工務店に依頼するのが賢明です。
ホルムアルデヒド濃度簡易測定法シックハウスの代表的な化学物質です。
ホルムアルデヒドは家の中のいたる所で使用され、発生しています。
その発生源がわかる事で最低限の対策がたてられる。
その簡易テストを行うために食品と暮らしの安全基金(旧日本子孫基金)などで販売されています「ホルムアルデヒド簡易検査キット」を使用すると良いでしょう。
これで測定を行い、高濃度が検出された場合には換気や植物、水槽を置くなどの対策を立てることが必要でしょう。
マンション購入時の留意点
健康住宅
健康住宅のための6つの法則
農学博士の川上祐司氏は、本来夏を快適に過すために風通しが良く作られている日本の家が寒さ対策を主眼にし、高断熱高気密住宅に変化したため、換気が不十分で結露が発生しやすく、ダニやカビの繁殖を助長しており、また、シックハウス症候群の原因となる化学物質を室内に充満させている。と言及し、自らの経験を踏まえた健康に配慮した家づくりの6つの法則を提唱しています。
6つの法則とは「基礎まわり」、「結露対策」、「間取り計画」、「建材の使い分け」、「防アリ・防虫処理」、「土地の選び方」の事です。
「モデルハウス」
旭川の実験住宅と基本的に同じ使用で建てられたモデルハウスが北海道栗山町にあり、無料で体感宿泊をさせてくれます。
体感宿泊するには2ヶ月以上前から予約しないとならないほど、多くの希望者が来ており、
なかには多くの工務店などの専門家も体感宿泊をしています。
「実験住宅」
2001年1月に化学物質過敏症患者が療養生活を送れる実験住宅が北海道の旭川に建てられました。
これは産・官・学によるプロジェクトによって実現したものです。
化学物質過敏症の治療は、出来るだけ有害な物質に触れない生活が最も効果的だという考えから生まれ、たとえ取材であっても住宅内に化学物質を持ち込まないように制限されています。
「健康マンション」
東京の設計事務所の呼びかけで集まった十数人によって建設組合を結成し、素材や工法を学びながら建設計画に関わり、化学物質を一切使用しない自然素材にこだわった「健康マンション」を1年がかりで完成させた例があります。
建築費用は業者と直接交渉したため、周辺の相場よりも8%安く抑えられて完成した。
